新潟生まれ、全国へ。

日本ワインの父と呼ばれる人がいます。


その人が造り出したブドウ品種は現在

日本ワインの主力品種となり

日本の赤ワイン用ブドウとして

最大の生産量を誇る品種となっているのです。




こんにちは。

スターライト ソムリエの相場です。




本日は

そんな新潟生まれの偉人と

その偉人により新潟で造り出された

ブドウ品種についてお話ししたいと思います。





川上 善兵衛


1868年に新潟県上越市の大地主

川上家の長男として生まれ、7歳で川上家当主となります。





幼い時から米作りに苦労する農民を見てきた善兵衛は、

勝海舟の勧めで、ブドウ栽培とワインの醸造を決意します。


ブドウは荒れた土地でも栽培できるため

新しい産業として農民救済につながると考えたのです。





ですが、その道は想像する以上に、遠く、険しいものでした。





寒冷の地での栽培は苦難の連続で、

海外からの苗木もうまくいきません。





そこで

気候風土に適した品種を求めて

品種改良を開始。






1940年

ついにマスカット・ベーリーAを含む

22品種を発表。




しかし

川上 善兵衛は

ここまでの成果と引き換えに

財産をすべて失ってしまい…




さらに

気が遠くなるような研究の成果から生まれた

マスカット・ベーリーAという品種ですら

苗木をどんどん配ってしまったのです。




お金儲けではなく

その当時の殖産興業への思い。

日本や農民を豊かにしようという

強い思いがそうさせたのでした。





そして・・・





川上 善兵衛が

私財をなげうち造り出した

マスカット・ベーリーA


現在


全国各地で栽培され、

日本ワインの主力品種となり

日本の赤ワイン用のブドウとしては、

最大の生産量を誇る品種となったのです。





彼の熱い思いは

こうして

実を結んだのでした。





次回は


そんなマスカット・ベーリーAに

一体なにが⁉




明日も

見てくださいね!




ホテルオークラ新潟 スターライトフレンチバル

ホテルオークラ新潟の最上階に位置する【スターライト】気軽にお楽しみいただけるフレンチバルを2017年4月にスタート。フレンチシェフが作るお手頃価格のお料理とソムリエ厳選の約20種類以上のワインをグラスでもお楽しみいただけるラウンジです。

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