泣く子も黙る!?
フランスの有名シャンパンメーカー
モエ・エ・シャンドン。
そこで造られているシャンパンの中で
最高級のものが
「ドン・ペリニヨン」です。
こんにちは。
スターライト ソムリエの相場です。
本日は、
超有名シャンパンについてです。
世界一有名なシャンパンと言っても過言ではない
この「ドン・ペリニヨン」ですが
この名前は
「シャンパン」というものを
発明したとされている人物の名前にちなんで
付けられたってご存知でしょうか。
「ドン・ピエール・ペリニヨン」
フランス北部
シャンパーニュ地方の
ベネディクト会の修道士だった彼は
ワインを造っている過程で
偶然
あの「泡の出るワイン」を造りだしたと言われています。
当時の修道院では
ミサや祝宴で使われるワインの製造も行っていました。
「ドン・ピエール・ペリニヨン」も
このワイン造りに携わっていたのですが
このころのシャンパーニュ地方でのワイン造りには
問題がありました。
ブドウからワインを造る過程を簡単に説明しますと。
まずはブドウを搾り、ブドウ果汁を得ます。
その果汁には糖分が含まれておりますので
その糖分が
「アルコールと二酸化炭素」に分解されることによって
ワインというアルコール飲料が出来上がります。
この工程は秋に行われるのですが
秋深くなると気温がしっかり下がる
「シャンパーニュ地方」においては
完全に糖分がアルコールに変わる前に気温が下がり
酵母が活動を休止してしまうことで
醗酵が完全に終わる前に冬を迎えることが度々ありました。
そして
春になり暖かくなるころになると
酵母が活動を再開し
残った糖分により再びアルコール醗酵を開始してしまうのです。
ワインが保管されている樽には栓がしてありますので
醗酵により生成された二酸化炭素の逃げ場所はなく
二酸化炭素がワインに溶け込んでいきます。
こうして出来たワインは
現在のシャンパーニュのような洗練された泡ではなく
雑味に感じられるような荒い泡で
嫌われ者のワインだったのです。
当時の修道士たちは
この泡をどうにかしたいと
皆頭を悩ませていました。
そう
修道士「ドン・ピエール・ペリニヨン」も
例外ではなく
彼が最も熱中したことは
ワインの二次発酵を止めること。
つまり泡立たせなくすることだったのです。
次回
シャンパーニュの父と称えられる彼の身に何が…
次回もお楽しみに。
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