女性を美しくさせる唯一の飲み物!?
ルイ15世の公妾であった
ポンパドゥール夫人は
シャンパーニュを指してこのように形容し、
愛飲していたそうです。
こんにちは。
スターライト ソムリエの相場です。
本日は乾杯酒の代表
シャンパーニュについてお話ししたいと思います。
シャンパーニュとは
フランス、シャンパーニュ地方で
A.O.Cの規定を遵守して造られるものを差し
それ以外の
例えばフランス国内の他の産地で造られた
スパークリングワインなどは
シャンパーニュと呼ぶことはできない。
細かく言い出すととても多くの約束事があるのですが…
一番わかりやすいのは、
ラベルにちゃんと
『Champagne』
と、表記が入っているかどうか。
その表記があれば
それはシャンパーニュです。
ワインに対して
シャンパーニュという名称が使われるようになったのは
1600年頃から。
それまでこの地方のワインは
丘陵地帯の「山のワイン」や、
川の流域の「川のワイン」
などと呼ばれていました。
そして
このシャンパーニュ地方の中心都市には
歴代のフランス王の受洗式や戴冠式を行う
ランスの大聖堂がありました。
祝宴には地元シャンパーニュのワインが用意され
あふれんばかりに供されたそうです。
そこから、
特別な日や祝い事にはシャンパーニュ
という認識が広まったと考えられています。
17世紀末、
修道士ドン・ペリニョンは
様々な畑のブドウを選別、ブレンドし、
天候などにかかわらず品質の高いワインを生み出す技術を
磨いていました。
その過程で意図せず発生していた泡。
シャンパーニュ地方は
フランスのワイン産地の北限に近い場所にあるため
とても気温が低く
発酵が終了する前に冬を迎え
その寒さの為に発酵が中断してしまい、
春にまた発酵が再開することが度々ありました。
当時は、この発酵を樽を使って行っていたため
発生した炭酸ガスは樽内から逃げていくだけでしたが、
1728年
それまで禁じられていた
ワインの輸送にガラス瓶を使用出来るようになりました。
このことをきっかけに
瓶内で発泡したワインは
その泡を瓶内に留めることが出来るようになり
輸出先のイギリスやフランス国内で
一大流行となっていきました。
その後も、
ガス圧に耐えうるガラス瓶の開発
瓶口部分のコルク、留め金
いかに綺麗に意図通りに発泡させるかという技術
などの試行錯誤を繰り返し
さらに
病中被害、世界恐慌
そして
1914年に勃発した第一次世界大戦
これら多くの苦難を乗り越え
現在
シャンパーニュ地方の
『シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ』は
2015年、ユネスコの世界遺産に登録されました。
そんな歴史を感じながら飲むシャンパーニュは
やっぱり特別なものかもしれませんね。
お祝いや、記念日には
特別なシャンパーニュを
特別な人と。
特別なお席をご用意して
皆さまのご来店をお待ちしております。
1コメント
2018.05.21 14:28