国産ワイン?日本ワイン?


この二つ

同じようで

中身は全然違うことをご存知でしょうか?





こんにちは。

スターライト ソムリエの相場です。






本日は、

今、大注目の

『日本ワイン』についてお話しいたします。



日本ワインとは

国産のブドウのみを原料としたワインである。





当たり前だ。

と、思う方も多いでしょう。






しかし、

『国産ワイン』との違いは?

となると、説明しにくいかもしれません。





今日、

国産ブドウのみを原料としたワインも、

海外の原料を輸入して、日本で作ったワインも

日本で製造されたワインはすべて

『国産ワイン』と呼ばれているのです。





つまり

アメリカのブドウで造ろうが、

チリのワインと北海道のワインを混ぜて造ろうが、

『国産ワイン』なんです。





なんだか、

引っかかりますよね。





そのため

消費者が安心して商品を購入できるよう、

また

国産ブドウのみを原料としたワインの保護、振興のために

平成27年

国際ルールを踏まえた

『果実酒等の製法品質表示基準』

制定され




3年の経過期間を経て、

今年、平成30年10月30日から適応されるのです。





これにより

何が変わるのか…





まず、地名をラベルに表示する場合

その地名が示す範囲内のブドウを

85%以上使用し、

その地名が示す範囲内に

ブドウの収穫地

醸造地がなければいけなくなりました。





実は、

収穫地はA村で

醸造地は隣のB町。

なんて、ワイナリーもありました。





収穫地ブランド力がある地名であれば

醸造所をその地域に引っ越してくるワイナリーもあったそうで、

そういった意味でも

3年の経過期間は必要だったようです。





その他にも、

ブドウの品種や

ビンテージ年などを表示するときも

同一品種、同一収穫年のブドウを

85%以上使用した場合のみ

表示することができるようになったのです。





つまり

日本で造られたワインは

ラベルを見れば

ある程度の個性を理解でき

購入時に少しだけわかりやすくなったわけです。





今までは、

結構あいまいにしていた部分もありましたが

しっかりと線引きしたおかげで

『日本ワイン』の価値を守り

消費者にも解りやすくなっていくことでしょう。





伊勢志摩サミットでも

提供されたワインはすべて

『日本ワイン』でした。





これから

ますます盛り上がるこの

『日本ワイン』から目が離せませんね。


ホテルオークラ新潟 スターライトフレンチバル

ホテルオークラ新潟の最上階に位置する【スターライト】気軽にお楽しみいただけるフレンチバルを2017年4月にスタート。フレンチシェフが作るお手頃価格のお料理とソムリエ厳選の約20種類以上のワインをグラスでもお楽しみいただけるラウンジです。

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